SQLの基本的な記述ルール

SQL文を記述する際、守らなければならないルールがいくつか存在します。それらルールを守っていない場合はエラーとなるため正しく記述する必要があります。

SQL文の最後に「;」(セミコロン)をつける

SQL文は1文ずつ発行され、1文につき、1つのデータベース操作を行います。
RDBMSに1つのSQL文の終わりを示すためには、区切り文字が必要です。SQLでは、その区切り文字が「;」(セミコロン)となります。

例:
SELECT * FROM sampleTable;

キーワードに大文字/小文字の区別はない

SQL文の中には、テーブル名、列名など、対象データを特定する為の情報と、いくつかのキーワードとを組み合わせて記述します。

例えば、以下のSQL分では、

SELECT * FROM sampleTable;

「SELECT」と「FROM」がキーワードです。

キーワードに大文字/小文字の区別はなく、「SELECT」「select」と、どちらで書いても正しく処理されます。

また、キーワードとキーワードの間には、スペースやタブ、改行を挿入することができます。数に制限もなく、いくら挿入しても問題ありません。ただし、全角スペースは使用できません。

定数はシングルクォーテーション(‘)で囲む

SQL文の中にじかに書く文字列や日付、数値などを定数と言います。

それらのうち、文字列と日付については、SQL文内で定数として表現するときは、シングルクォーテーション(‘)で囲む必要があります。

SELECT * FROM sampleTable WHERE name = 'Tanaka';
SELECT * FROM sampleTable WHERE birth = '1975-02-22';

一方、数値は何かで囲む必要はなく、そのまま記述します。

SELECT * FROM sampleTable WHERE age = 40;